スーパーアプリ
スーパーアプリとは
アジアを中心に席巻する「スーパーアプリ」と呼ばれるサービス形態がある。
スーパーアプリとは多岐にわたるサービスを提供して人々の生活全般をカバーする戦略を指し歯医者サービスを出自とするシンガポールの「Grab」やインドネシアの「Go Jek」が代表格で「Alipay」や「WeChatPay」も同様のポジションにあります。
以下は「Grab」が提供するサービスの一覧です。
- Transport・・・タクシーなどのサービス
- Food・・・UberEatsのようなデリバリーサービス
- Pay・・・決済サービス
- Delivery・・・宅配サービス
- Tickets・・・映画チケットのサービス
- Videos・・・動画視聴サービス
- Hotels・・・ホテル予約サービス
- Rewoards・・・ポイントサービス
- Subscription・・・Grabにおける有料サービス
- Insurance・・・保険サービス
- Gifts・・・プレゼントサービス
など、我々が生活するうえでおよそ必要としているサービス全般が提供されています。
スーパーアプリの有用性
経営者・開発者側の視点としてスーパーアプリのカギを握るのは日常的な利用促進と、それを支えるビッグデータだです。決済は日々の生活シーンで幾度となく生じる行為であり、自社の決済サービスを普及させることは、消費者の生活を抑えることに繋がります。
しかも決済で得たビッグデータをもとに消費者の好みを分析できれば他のサービス売り込みやすくなり、決済はサービスを拡充するうえで欠かせないピースでであるということが日本にも広まっています。
国内のスーパーアプリ
PayPay
例えば、SoftBank, Yahooが出資している決済アプリの「PayPay」はウン百億もの投資を行ってマーケティング・キャッシュレス化普及に一役買ったあとにスーパーアプリ化の計画の構想を立てている。
以下のように決済のみの機能から、
公共料金の支払いや航空券・チケットやホテル予約、タクシーサービスなど様々な機能がリリースされている。
同アプリは「AliPay」、「WeChatPay」も参考にしておりまずはそこに追いつくことが第一の目標と思われる。
LINE
LINEもスーパーアプリの一種だと思います。
元々はチャット用アプリとしてリリースされたものでこちらもスマホにおけるチャットツール普及に貢献したアプリですが、2014年から決済機能であるLINE Payを導入しています。
それ以降も様々なサービスが提供されておりLINEもスーパーアプリ化を遂げようとしています。
今後はYahoo, LINEが統合していくのでアプリ同士で潰しあうことは避けると思いますが今後どちらかに統合される可能性はあり得ると思います。