SIerからWeb系に転職
Web系自社開発企業のバックエンドQAエンジニアとして転職することとしました。
その際の状況は自分の話などについて記載していきます。
スペック
私のスペックは以下の通りです。
- 学歴は文系専門学校卒
- 2012年4月に新卒でSIer企業に就職、途中3年半親会社に出向していた時期あり
- 社会人歴は8年目(28歳)
- 客先常駐SIerとして6年以上働いています。
- プログラミング言語はJavaSE7がメイン(レガシー案件ですからね、しょうがないね)
- 保有資格は応用情報技術者、LPIC Level1
主に海外ベンダー製品である金融統合パッケージソフトのバージョンアップやそれに伴う改修・付帯開発などを行っていました。
なぜ転職を志したのか
簡単に申し上げると現状に危機感、不満を抱いたためです。
ユーザ系子会社のSIerとしての経験しかないので他社さんの状況は不明ですが、私の勤務先は基本的にやる気のない人、勉強しない人が多かったです。
基本的に言われたことしかしない、言われてからやればいいというスタンスであり技術的にわからない内容は調べない。ベンダーに丸投げという状況です。
また客先常駐とはいえ同一フロアに客がいないため勤務時間の半分以上スマホをいじったり居眠りしたりしている人などもいたりします。(さすがにごく一部ですが)
大なり小なりこういった人はどこにでもいると思いますが、私の現場では特に多かったと感じています。
スキル的にあまり多くのことを求められず顧客の要望以上のことは対応できない・しないという状況が続き、周りを見渡して「こんな人と俺は仕事しているのか。。。」と現状の悲観しました。
元号も令和に代わり個人に依った働き方が見直されている時代であり、終身雇用制度も終わりを告げつつあります。
このまま勉強しないおじさんSEになっていつかリストラにあってしまう、そんな状況を変えていかなければ!と強く思い転職を決意しました。
転職したらもっと給料が悪くなるかもしれない、うまく人間関係が構築できないかもしれない。などいろいろ悩むところはありますが行動を起こさなければ変わることはできないです。とりあえず行動すること、はとても大切です。
転職スケジュール
さて、 金融系SIerからWeb系へ転職することを決めたのはいいものの未経験がいきなり就職活動を初めて内定を勝ち取れるとは思っていません。
そこで私は半年ほど時間をかけて転職活動に臨むこととしました。
■2019年
・10月・・・漠然と転職したいという思いがふつふつと湧く
2012年に取得した応用情報以降資格取得していなかったと思い
まずはサーバ系などで外せない技術であるLPIC Level1を取得を目指す。
・11月・・・LPIC Level1の101試験に合格
・12月・・・LPIC Level1の102試験に合格及び資格取得、ここで久々に資格取得できたことで自信が湧く、プログラミングのためにMac Book Proを購入する。(金がないので24回分割払い,,,)
・1月・・・Web系企業への転職のためにはポートフォリオを作成するのが良いと聞いていたので、ブログシステムを作ろう→動的型付け言語がいいらしい→最も学習コストが低いとされるPHP/Laravelをつかって作ろう。という順で着手します。
MVCなども知らなかったのでかなり苦労しました。作成には1か月半ほどかかったと思います。
・2月・・・転職エージェントに話を聞き始める。
この時は以下3社を利用しました。(Geeklyは間違えて申し込んでしまったのですがついでなので話を聞きに行きました。)
1. レバテック
2. Geekly
3. リクルート
エージェントは当たりはずれもあるといいますし、個人的にはレバテックさんが一番真摯に対応してくださっていたかと思っています。
逆にGeeklyさんは内定でるまで毎回ひたすら数十件も求人案内ばかりだったので結構うんざりしました。
リクルートさんは、やはり名の知られた企業などの紹介が多かった印象です。
また、9日の時点でポートフォリオ/GitHubのURLなどを職務経歴書、履歴書にのせて企業へエントリーしました。
30社ぐらい(多いな。。。)に送ったのですが、通過はおよそ12社くらいだったと思います。
2月16日からはほぼ毎日業後に面接を受けていました。
また最終面接の重要な場面では有休を取得してできるだけ調整して面接を行いました。一日に3件ぐらい受けたこともあります。(正直受けすぎて企業分析がおろそかになっていましたが。。。)
・3月・・・ここで内定を取得できました。概ね自分は2月中に内定取得という目標を掲げており若干想定より遅れはしましたが目標はおおむね達成できました。
内定後も残りの最終面接分は受け切りました。
面接対策
私は面接対策は最初は結構時間をかけて臨みました。
自宅で鏡に向かって何回も自己紹介、自己PR、強み弱みなど完璧に言えるようになるまで頑張って繰り返しました。
何度も面接していると自然となれると思いますが、面接で聞かれる基本的な情報は即座に答えられるように準備しておくのが大事だと思います。
一方で、自己PRは殆ど聞かれることはなかったですね(強み弱みは聞かれましたが)。あとは学生の時のように志望動機も聞かれることはなかったです。大体の企業がまず事業内容を最初に説明してくださりその後で面接を行うことが多かったです。
「うちの企業をどうやって知りましたか?」という質問はありましたが「エージェントに紹介されたので」はさすがに馬鹿正直すぎるので自分の転職軸と合わせて答えるようにしました。
結果
当初の第一志望には落ちてしまったのですが、結果以下の会社から内定を頂けました。
- P社:Web系自社開発
- I社:パッケージ自社開発
- T社:Web系受託開発
結果としてP社のバックエンドエンジニア(QA)で入社することを決めました。
自身の目標であったWeb系自社開発系企業への潜り込むという第一目標は達成できたかと思っています。
振り返ってみて
レガシーなSIerからWeb系への転職は基本的に未経験と同義ではありますが、面接まで通ったら最低限(少なくとも書類上は)問題ないと判断させれているわけですから自信をもって臨みました。
また経験が足りないのは当たり前なので、「自分は頑張ってきていてこれからも頑張る」という点がアピールできたのが良かったのではないかと思っています。
ともかくWeb系に転職が決まってよかったよかった。
しかしながら、ポートフォリオに関してはもっと作りこみをすべきだったと反省しています。フロントエンド部分は画像は「いらすとや」で"サンプルサンプルサンプル"みたいなテスト感丸出しのブログ記事適当に作っていたのでおそらくあまり評価されませんでした。
まず外側は作りこまないと内部も見てもらえないので同じようにポートふぉりを作成を検討している方は気を付けましょう。
ただ、面接の際にAWSとDockerでデプロイしたことを伝えると好印象でしたのでそちらはやっておいてよかったです。(資料に書くの忘れていましたが。。。)
最後に、コロナウイルスでこれから転職が大変かもしれませんが同じように今のSIer企業から転職したいという方いらっしゃると思いますので応援しております。頑張ってください!