WiFi6って何?
会社でWiFi6についての説明会が開催されているとのこと。
客先常駐のつらいところだが、こういったものにはなかなか参加しづらい。参加はできなかったが自分なりに調べた内容をまとめる。
■参考
WiFi6とは
次世代通信規格のこと
2019年に策定された通信規格、2013年にリリースされたWiFi5よりも格段に性能が向上した。最大9.7Gbps出るらしい。
なお、それぞれWiFi6とは 第6世代目の通信規格のことで会って正式名称は以下の通り
WiFi6:802.11ax
WiFi5:802.11ac
WiFi4:802.11n
TECHSPOT
■WiFi4 vs WiFi5 vs WiFi6 の比較結果
上記はかいつまんで書くと以下の通り
【Released】
策定日、2009年、2013年、2019年の順
【Bands】
帯域、GHzはギガヘルツの略で電磁波の周波数を表すもの。強い≒早いだが、通信強度が保たれるので高ければ早い。2.4に比べて5ghzは屋内限定など制限が多い。なお、WiFi6は7GHzまで対応可能
ちなみに、6GHz~7GHzは電通業務や放送事業にそれぞれ運用されているとのこと。
【ChannelBandWidth】
帯域幅、周波数の範囲をさし、帯域幅が広ければ広いだけ色々な種類の波が増やせるため結果として通信速度が速くなる。WiFi6はこの点は変化なさそう。
【FFT Sizes】
高速フーリエ変換の分割数と思われる。
WiFi6は2048なので2¹¹ でかなり細かく分割できる。
細かく分割すればするほど早いらしいが、フーリエ変換自体よくわかっていないので後日調べておく。
【Subcarrier Spacing】
周波数軸(サブキャリア)の間隔
間隔が狭ければ狭いほど限られた周波数帯域を有効活用できるとのこと。WiFi6は従来の4分の一程度になるのでかなり密度が控除する。
【OFDM Symbol Duration】
OFDM のシンボル期間長?
シンボル = 基本情報 期間長 = ガードインターバルという伝送データが干渉させないデータが入るまでの時間だと思うので、時間が長ければ長いだけより多くの情報が伝送できる。つまり、WiFi6は従来の4倍速いといえる。
【Highest Modulation】
変調方式のこと、QAMは、アナログとデジタルの変調方式の一つ。
256QAMでは、一度に8bitのデータが送信できたが
1024QAMでは一度に10bitのデータが送信できるのでより早い。
【Data Rates】
1秒当たりのデータレート
最大で9067.8Mb/sなので、1秒間で最大9Gバイト転送可能。
勿論理論値なので実測値はもっと低いと思うが、秒速1GBも夢ではないかもしれない。数GBの映画でも数秒でダウンロードできることになる。
【SU/MUMIMO OFDM/A】
SU/MUMIMのMIMOはMultiple Input Multiple Outputの略で、受信・送信側両方にアンテナを用意して同一周波数で同一通信を行って通信を強化する。
SUは Single User
MUはMultiUser
OFDM/Aは、
Orthogonal Frequency Division Mutiplexingの略で、変調方式の一種。
ADSL, WiMAX, LTE、テレビ放送な度幅広く使われている。
OFDMAは、MAがMultiple Accessの略で、OFDAと比較しての違いはマルチユーザがサブキャリアを共有して、その中でそれぞれ最適な接続が選ばれるとのこと。
つらつら書きましたが、つまり、マルチ接続に特化していると思われる。
5Gとどう違う?
ものすごいざっくりまとめると以下の通り
パフォーマンスとしては殆ど差がないとのことだが、5Gのほうが認証方式などから感が見てよりセキュアであるとのこと。
今後のWiFi6
業製品(例えばシスコ)も対応を始めているので企業での導入もどんどん始まると思うのでこの技術を前提としたサービスも始まる可能性がある。
オンラインチャットも画質が向上してほぼ対面と変わらなくなり今後のコミュニケーションの発達にも期待が持てると思う。